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『ヴァロワ朝 フランス王朝史2』佐藤 賢一

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フランス王朝史2とある。
本来は1から読み始めたいが、せっかくシャルル6世、シャルル7世、ヘンリー5世、ヘンリー6世と出てきたので
2から読んでみる。
シャルル6世、7世はヴァロワ家の人なんだな。
カール5世のライバルのフランソワ1世もヴァロワ家の人。

【ヴァロア家の序盤】
前のカペー朝で男子が断絶したのをいいことに、「女性王禁止の法律」を作り、
従弟のフィリップ6世が即位した。
ここにヴァロア朝が始まる。別にカペー朝でもいいような政権交代だ。
ジャン2世、シャルル5世、シャルル6世と順調に男子が続いた。

【ヴァロワ家の中盤】
キーマンは「ジャンヌ・ダルク」と「シャルル6世妃のイザボー」だ。
シャルル7世の息子がルイ11世。
ルイ11世の息子がシャルル8世、だがここで男子が途絶える。
スペインでイサベル女王がレコンキスタを完了したころだ。

この後が笑う。
イザボーが浮気をしていた王弟のオルレアン公ルイの孫がルイ12世になっている。
シャルル7世とイザボーの母子対決は、ある意味最後に母が笑った。
ルイ12世にも男子がなく、王弟オルレアン公ルイの分家の孫がフランソワ1世になっている。

【ヴァロア家の終盤】
キーマンは、イタリアの商家からフランス王妃になった「アンリ2世妃のカトリーヌ・ドゥ・メディシス」だ。
アンリ2世は、フランソワ1世の息子だ。
カトリーヌ・ドゥ・メディシスが生んだ子のうち、
フランソワ2世、シャルル9世、アンリ3世になった。
娘のエリザベートはスペインのフェリペ2世の3番目の王妃になった。

息子たちは男子を残せず、
カトリーヌの娘のマルグリットがブルボン家に輿入れすることで、夫はアンリ4世になり、
ここからブルボン朝が始まる。





by sapporo-dokusho | 2017-10-23 21:15 | 世界